鍼で内出血を起こすことはあるのですか?
鍼を深く刺す場合、100回に1回くらいの頻度で内出血を起こすことがあります。
また、顔などの血管が多いところでは内出血を起こしやすいです。これは、どれだけ腕前の良い鍼灸師でも起こり得ることなので、大事なのは内出血のリスクがあることを事前に説明してくれる鍼灸師かどうか、というところだと考えています。
このように、鍼と内出血には切っても切れない関係があります。
また、鍼は必ず内出血が起こる深さまで刺さなければ効果がないかというと、そういうわけではありません。
皮膚への刺激だけで十分なことも多いです。
ただ、深く刺さなければいけない場合もあります。
それは、筋肉にマッサージでは取りきれない根深いコリなどがある場合、です。
そのため、当院では、内出血が起こらない深さの鍼が基本で、深く刺す場合は必ずお客様に深く刺す理由と、内出血の危険性についてお伝えした上で鍼を打っています。